2026/06/29 16:32

いつもショップをご覧いただきありがとうございます。

SNSやDMで、「レシピ通りに作ったのに失敗してドロドロになりました」というご相談をいただきます。詳しくお話を伺うと、大半の方が「材料がもったいないから」「手元にあるから」という理由で、オイルの比率を勝手に変えてしまっているんです。
大切なことなのでしっかりお伝えしますね。



オイルの比率をほんの1%でも変えたら、それはもう私のレシピではありません。

なぜなら、石鹸作りは感覚で作る「お料理」ではなく、緻密な「化学反応」だからです。

「日本のアルカリ計算サイトで苛性ソーダの量を出したから大丈夫」と思うかもしれません。でも、日本の簡易サイトはただの表計算(Excel)と同じです。「必要な苛性ソーダのグラム数」しか教えてくれず、肝心の「どんな質感の石鹸になるか」は何も計算してくれないのです。
一方で、海外のプロが使う高性能計算サイト「SoapCalc(ソープカルク)」は、オイルの「脂肪酸の割合」まで計算して、仕上がりの質感まで事前にすべて数値化してくれます。
私のレシピは、この脂肪酸のバランスを何度も計算して作った「完璧な設計図」です。比率を変えたら機能が崩壊するのは当然なんですよ。
各オイルには、絶対に外せない大切な役割があります。

ココナッツオイル【クレンジング&泡立ち】
汚れをしっかり落とし、大きな泡をブクブクと立たせます。
オリーブオイル【お肌へのしっとり感】
潤いを与え、洗い上がりを優しくマイルドにする主役です。
パームオイル【骨格を作る】
石鹸に硬さを出し、お風呂場で溶け崩れにくくするベースになります。
ひまし油(キャスターオイル)【なめらか泡のブースター】
少し入れるだけで泡立ちをモコモコにし、なめらかでクリーミーに育てます。


せっかくの石鹸作りを失敗させないために、「オイルの比率は1グラムも変えない」「別のオイルに勝手に置き換えない」というルールを絶対に守ってくださいね。
次回のブログ(後編)では、脂肪酸のバランスを自分でチェックできるようになる「SoapCalc」の具体的な使い方を分かりやすく解説します。お楽しみに